香ばしい中で

今日のエレマンミシンは、香ばしい香りに包まれています。
出来立てのへぎ餅を野村さんがもってくれたので、ストーブで焼きながらの作業。
「魚は殿様に焼かせて、モチは貧乏人に焼かせよということわざがあったなぁ。
ははははー」と、高山さん。
魚を焼くときは、何度もひっくり返すと身が崩れるため、弱火でじっくりと焼いたほうがよいから、殿様のようにおっとりした人に焼かせるのが良い。 餅を焼くときは、たえずひっくり返して焦げないようにしなければならないため、乞食のようにがつがつした人に焼かせるのが良いという意味らしいです。
へぎ餅とは、板状のあられ。
昔から、鳥羽志摩地方では冬になると、各家庭であられやへぎ餅が作られていたそうです。各家庭によってアレンジが加えられ、海女さんや子ども達の定番のおやつとして親しまれています。