
てっぺい君は志摩半島の海士です。
漁期には海女の奥さん、のぞみさんと夫婦で
素潜り漁をしています。
僕らの穫ってきた海藻を食べた人のびっくりする顔が好き。
「これは、おいしい!今まで食べてきたやつと違うっ!!」って
喜ぶお客さんの顔がたまらん。
けど、海藻がおいしいのは僕の力じゃなくて、すべて 自然の力。雨が降り、川になり、海に流れ着く。森や川や海のおかげ。
僕らは海から頂いたものを、ムシロにしのべて
また、お日様の力をかりて、乾燥させているだけであって。
海藻は神様。
海藻によって、私たち家族の健康も保たれつつ、生活も保てる。
こんなにありがたいことはない。
てっぺい君はそういいながら、
愛おしそうに、海藻の絵を、ひとつ、ひとつ、
したためてくれました。
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