第3回

とんでもないものに出会ってしまった

ーアトリエ・エレマン・プレザンとの出会いのきっかけはなんですか?ー

 

『美術手帖』です。

偶然目がとまりました。

東京都美術館のリニューアル準備の時に決定した

「アーツ&ケア展」という企画展のプロジェクトがあって

それが5年後に「楽園としての芸術」展になるわけですが、

その担当になりまして、

素材を探していた時のことです。

アウトサイダー・アートの特集だったんですけど、

そのページだけ完全に異質にみえました。

なにものとも似ていないと思いました。2009年の秋頃の話です。

 

翌年から、ニューヨークでの長期研修があって、時間があいたんですけど、

2011年に築地の「うおがし銘茶」

であった展覧会に行ったんです。

そこで実物の作品にはじめて触れ、佐久間さんとお会いしました。

『美術手帖』美術出版社 

 2009年7月号

あぁ、間違ってなかった、

これだ、と思いました。

なにものとも似てないという印象が確信にかわりました。

みた瞬間に。

すぐには言語化出来なかったんですけど、

ものすごかったんです。興奮しちゃって。

このような作品をみたことがなかったし、

このようなものがみたかった、と思いました。

無理矢理に自分の少年時代の頃の話につなげますけど、

あの頃のことを思い出しました。

出来上がっていくプロセスこそが

一番おもしろいという話。

その時はまだ、佐久間さんと深く話す前でしたから

つくり手とスタッフの関わりということを

存知上げなかったんですが、

作品からそういうものを

強く感じることが出来たんだろうと思います。

ようするに、無駄なプロセスが全然ない作品なんですね。

やったことがそのまま出てる訳です。

それって最高のことなんです。

出来ないんです、なかなかそういうことって。

つくり手はやっぱり、

どんどん良くしたいっていう欲望がありますから。

アトリエ・エレマン・プレザンで生まれている作品は

ひとつの理想の姿なのです。

その理想に近づくために、一生懸命やって

それで、

成功例として時にみることは出来るんですけど

もしこれが日常的に行われているとすれば、

とんでもなく素晴らしいことだと思ったし、

お茶の葉の展覧会で文字通り衝撃を受けたのでした。

展示そのものも、自然光が入ってきていて実に美しかった!

 

 

エレマン・プレザンと出会ってから

展覧会の準備の間、その驚きが日々更新されていたんです本当に。

つくり手がひとりでやっているのではなくて、

スタッフの存在がすごく重要で、

奇跡的なランデヴーが成立している訳でしょ?

佐久間さんもブログでいつも綴られているように、

作品は宝石のようなにごりのない輝きにあふれています。

アトリエ・エレマン・プレザンの創造の現場には

いろいろな「真実」というものがあって

それはアートのことだけじゃなくて

教育や、医療のことも含んでいるでしょうし

生きていく上での実に大切な事柄が

語り尽くせぬほどあるのです。

他にないんですよ、こういうことは。

少なくとも僕はこのような事例を知りません。

『楽園としての芸術』展

 

会期:2014年7月26日(土) ~ 10月8日(水)

 

会場:東京都美術館(上野) ギャラリーA・B・C

 

 

主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)

後援:朝日新聞社

協力:レモン画翠、ターナー色彩株式会社

 

合同会社 エレマンの気まぐれ商店

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